POINT 失敗しないキッチンリフォームのための9のつのポイント

快適調理の基本は三角形

シンク・コンロ・冷蔵庫を結んだトライアングル。 シンク・コンロ・冷蔵庫を結んだトライアングル 調理での立ち位置の基本となるのがシンク・コンロ・冷蔵庫です。
この3点を結ぶ動線・距離を適切にすると動きやすいキッチンになります。この三角形の三辺の合計が360~600cmに収まるようにレイアウトを考えましょう。
また、一般的には右利きの方には時計回りに冷蔵庫・コンロ・シンクと置くと使いやすく、逆に左利きの方には反時計回りに並べるのが使いやすいレイアウトとなります。

ワークトップの高さ

基本は「身長÷2+5センチ」。 基本は「身長÷2+5センチ」最近のシステムキッチンはワークトップの高さを指定できるものが普通です。
適切なワークトップの高さは一般的に身長÷2+5センチと言われていて、例えば、身長が158cmの方なら158÷2+5=84cmとなります。
ワークトップは高すぎると肩や腕に負担がかかりやすくなり、低すぎると腰に負担がかかりやすくなりますので、単なる目安と考えず場合によってはショールームなどで実際に検討してみるのもいいかもしれません。
また、ご家族皆など複数で立たれる場合は使われる方皆様の使い勝手も考慮して決めると良いでしょう。

ワークトップのスペース

調理スペースの広さは、まな板のサイズを基準に。 調理スペースはできるだけ広くが基本調理スペースはできるだけ広く、最低でも60cm以上を目安に考えましょう。I型でもL字型でも、シンクとコンロの組み合わせ次第で調理スペースが60cmに満たなくなることもあります。
最近ではまな板の大きさや形も様々ですが、大きいものを考えれば45cm程度はまな板を置くために取られます、ワークトップの奥まで使わずにワークトップの手前でゆったり作業できるように考えましょう。
また、対面型キッチンで造作壁を合せたタイプの造作壁に造作カウンターを付ける方が多くいらっしゃいますが、デザイン・お洒落感優先で無垢材を使用したところ、一時置した濡れ物からの水によりカウンターが変色・腐朽してしまった、そんなことも少なくありません。
忙しい炊事の時間の「ちょっとだけなら」がせっかくのキッチンをダメにしてしまうことになりかねません。こうしたことも予め考えて、ワークトップは考えましょう。

ゆとりのある作業スペース

通路・作業スペースは余裕を持ちましょう。 通路・作業スペースは余裕をもって引き出しを開けた時のスペースやキッチンに立つ人数、動線の重なりも考えて動きやすい広さを確保しましょう。
引き出しを開けてものを取る、これだけでも90cm前後の広さが必要になりますし、二人以上でキッチンに立つ場合は120cm程度の作業スペースがないと、調理をしている人の後ろをお盆をもって通り辛くなります。
また、作業スペース以外の通路も80cm程度はとらないと、お盆などを持って楽に通れなくなります。
スペースが取れないときはキッチンの奥行や間口でも調整できますので、プロに相談してみるといいでしょう。

人気の対面キッチンは特に狭くならない様に注意

壁付けのオープンキッチンよりも対面式は作業スペースが狭くなりがち。 対面キッチンはスペースに注意壁付けと比べると二列タイプを始めとする対面式キッチンは、設置に必要な面積が大きくなります。
調理スペースと通路幅を狭めて無理やり対面式にしたはいいが、そのせいで使い勝手の悪いキッチンになってしまうこともあります。
今は収納の奥行きが30cm程度のスリムなものもありますし、組み合わせやレイアウトを上手に考えることで、ダイニングとのコミュニケーションが取りやすい対面キッチンを省スペースで造ることが可能ですが、特にマンションなどでは配管の都合から理想通りのプランが組めない場合もあります。
もし相談される場合、図面があるなら図面をもっていきましょう。もちろん現地調査も必要ですが、より良いプランが短時間で組めるでしょう。

床・壁の材質にも注意

水や油に洗剤などは、意外と広い範囲に飛んでいます。 水や油に洗剤などは、意外と広い範囲に飛んでいますリフォームで床をお洒落な鏡面仕上げの石目調タイルを選んだが、ツルツルの床に炊事で飛んだ洗剤や油で滑ることが多くなった。
リビングと同じ無垢のフローリング材を選んだが水や油で変色や傷みが進んでしまった。
そんな風にならない様に、滑りやすい素材・傷みやすい素材や掃除がし辛い素材は避けるようにしましょう。
また、壁もリビングやダイニングとのつながりから同じ素材をと思うかもしれませんが、耐油・耐水性が高くお手入れが楽なキッチンパネルを用いる方が後々のことを考えると良いかもしれません。
特に対面式で、よりオープンなタイプでは、排気能力の高い換気扇を選び油煙と臭い対策もしておきましょう。特にコンロ周辺は壁やアクリル板などで覆っておくと、油煙だけでなく油はね対策にもなります。

収納計画

収納は使う場所や頻度に合せて考えましょう。 収納は使う場所や頻度に合せて考えましょうメーカー製のシステムキッチンは、日本人女性が使い易いように考えて作られています。
例えば、楽な姿勢でものが取り出せる高さは床から25cm~170cmくらいです。
また、吊戸棚などで踏み台なしでものの出し入れができる限界は概ね185cmとされていますので、使用頻度の高いものは「楽な姿勢で取り出せる範囲」に収まる様に考えましょう。
また、パントリーは奥行のあまりないものの方が、奥に仕舞い込んで出し辛い・賞味期限が切れてしまうなどの事故が起き辛くなります。
大きな収納は便利ですが、容量だけでなく出し入れのし易さも考えると、使い勝手の良い収納になります。

位置や窓との関係

キッチンは食材を扱う上に長時間立ち仕事をする場所です。 例えば南向き・西向きのキッチンに大きな窓があると、エアコンを使っていても夏場は温度が上がりやすく食材の傷みが早くなります。
また、キッチンはエアコンから遠いことが多いので、特に北向きの場合などは足元が寒い状態での長時間の立ち仕事となりかねません。日当たりや冷暖房も考えてプランを立てると快適なキッチンになります。

関連機器などにも注意しましょう

家電やゴミ箱などの置き場所も重要です。 キッチンの家電で一番大きなものは冷蔵庫です。無駄なスペースは極力つくりたくはないですが、その冷蔵庫が壊れたらどうしますか。買い替えたものが収まるか、入替えがスムーズにできるか。スペースもそうですが、滅多にない事ですが出し入れも考慮した方がいいでしょう。
また、ゴミは自治体によってはかなり細かく分別しなければなりません。分別用のゴミ箱をどうするか、そういったことも予め考えておきましょう。

ポイントを押さえたらレイアウトを考えてみましょう